15. 拘束を使った作業

15. 拘束を使った作業

導入

拘束により、エンティティの幾何プロパティと寸棒@プロパティが指定されます。

図面エンティティをパラメータで制御するには拘束を使用します。拘束により、エンティティの幾何プロパティと寸棒@プロパティが指定されます。

拘束を適用すると、幾何アセンブリのシェイプと位置が強制的に変更されます。

拘束によって設計の意図が保持され、図面の整合性が向上します。

次の拘束を適用できます。

拘束を使った作業では、次の表示を制御することができます。

追加のツールによって次が可能となります。

幾何拘束の適用

1 個または 2 個のエンティティに対して幾何拘束を定義するには GeometricConstraint コマンドを使用します。

幾何拘束を適用するには:

  1. GeometricConstraint と入力します。
  2. オプションを指定します:
    • 一致:エンティティ上の 2 点に一致幾何拘束を定義するか、エンティティ上の 1 点をエンティティに拘束します。
    • 固定:エンティティ上の点とエンティティによって固定位置が保持されます。
    • 垂直:2 本の直線または線形ダ|リライン線分が相互に垂直になるようにします。
    • 平行:2 本の直線または線形ダ|リライン線分が相互に平行になるようにします。
    • 水平:直線および線形ダ|リライン線分、またはエンティティ上の点のペアが現在の座標系の X 軸と平行になるようにします。
    • 垂直:直線および線形ダ|リライン線分、またはエンティティ上の点のペアが現在の座標系の Y 軸と平行になるようにします。
    • 正接:あるエンティティが別のエンティティに対する正接になるようにします。
    • スムーズ:スプラインによって、別のスプライン、円弧、直線、ダ|リラインによる連続的な流体幾何を構成します。
    • 同一線:直線および線形ダ|リライン線分が同一線になるようにします。
    • 同心円:円弧、円、楕円、楕円弧の中心点を一致させます。
    • 対称:2 個のエンティティまたはエンティティ上の拘束点を、対称直線と相対的に対称に配置します。
    • 等しい:直線を同じ長さにするか、円弧および円を同じ半径にします。
  3. これらのオプションは、幾何拘束の各コマンドに用意された選択項目に対応しています。
  4. コマンド プロンプトに従ってください。
  5. GeometricConstraint コマンドの後続のシーケンスは、個々のコマンド バリアントのシーケンスと同じです。上記のオプションのリストでリンクをクリックすると、コマンド シーケンスが表示されます。

アクセス

コマンド:GeometricConstraint

幾何拘束について

幾何拘束により、エンティティ間に依存関係と制限を強制する関係が定義されます。

幾何拘束には次の 2 つのタイプがあります。1 個の幾何エンティティに対して実行されるものと、2 個の幾何エンティティ間の関係を定義するもの。  たとえば、固定、水平、垂直の各幾何拘束は、1 個のエンティティに対して実行されます。一方、垂直、平行、正接、他の拘束は 2 個のエンティティを制御します。

幾何拘束は、2D エンティティのみに適用することができます。

拘束点

幾何拘束コマンドを使用してカーソルをエンティティに移動すると、選択可能な拘束点がアイコン  で示されます。

次の表に、幾何拘束を適用できるエンティティのタイプを示します。エンティティ タイプごとの有効な拘束点の概要も示してあります。

次の表に、幾何拘束を持つことができるエンティティのタイプを示します。

エンティティ タイプ 拘束点
終点、中点
線形ダ|リライン線分 終点、中点
中心点
円弧 終点、中点
ダ|リライン円弧 終点、中点
楕円 中心点
楕円弧 終点、中点
Spline 終点
SimpleNote 挿入点、位置合わせ点
注記 挿入点
ブロック(B) 挿入点
属性定義 挿入点

 

拘束バー

拘束バーには、エンティティに関連付けられている幾何拘束アイコンがまとめられています。

例:

上記の拘束バーには、水平拘束と平行拘束、同一線拘束と対称拘束が線形エンティティ用に定義されていることが示されています。

個々の拘束バーを表示または非表示にしたり、すべての拘束バーを表示または非表示にすることができます。拘束バーをそのデフォルトの位置に戻すこともできます。「幾何拘束アイコンの表示の制御

一致幾何拘束の定義

エンティティ上の 2 点に一致幾何拘束を定義するか、エンティティ上の 1 点をエンティティに拘束するには GcCoincident コマンドを使用します。このコマンドにより、2 個のエンティティが相互に整列されます。

エンティティ上に一致点を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 一致の順にクリックします(または GcCoincident と入力します)。
  2. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、ダ|リライン円弧、楕円、スプライン)上の最初の拘束点を指定します。
  3. 別のエンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  4. 2 番目の拘束点に対して指定したエンティティは、最初の拘束点に対して指定したエンティティと一致します。
  5. 一致拘束点が青い四角形で示されます。四角形の上にダ|インタを移動すると、一致点の拘束バーが表示され、この拘束バーを右クリックして拘束を編集することができます。

エンティティを指定してから拘束点を指定して、一致点を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 一致の順にクリックします(または GcCoincident と入力します)。
  2. エンティティ オプションを指定します。
  3. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、ダ|リライン円弧、楕円、スプライン)を指定します。
  4. 別のエンティティ上の拘束点を指定します。
  5. 拘束点に対して指定したエンティティは、最初のエンティティの拘束点と一致します。

拘束点を指定してからエンティティを指定して、一致点を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 一致の順にクリックします(または GcCoincident と入力します)。
  2. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、ダ|リライン円弧、楕円、スプライン)上の最初の拘束点を指定します。
  3. エンティティ オプションを指定します。
  4. エンティティを指定します。
  5. 指定したエンティティは、最初に指定した拘束点と一致します。

アクセス

コマンド:GcCoincident

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [一致]

固定位置の幾何拘束の定義

エンティティ上の点とエンティティによって固定位置を保持するには GcFix コマンドを使用します。

拘束点の位置を固定するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 固定の順にクリックします(または GcFix と入力します)。
  2. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、ダ|リライン円弧、楕円、楕円弧、スプライン、注釈、簡易注釈、ブロック)上の拘束点を指定します。
  3. 拘束点の位置がロックされます。

エンティティの位置を固定するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 固定の順にクリックします(または GcFix と入力します)。
  2. エンティティ オプションを指定します。
  3. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、ダ|リライン円弧、楕円、楕円弧)を指定します。
  4. エンティティの位置がロックされます。

      ダ|リライン セグメントの位置を固定すると、セグメントは定位置にロックされますが、他のセグメントのジオメトリを変更することはできます。

アクセス

コマンド:GcFix

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [固定]

水平の幾何拘束の定義

現在の座標系の X 軸と平行なエンティティ上にエンティティまたは拘束点のペアを作成するには、GcHorizontal コマンドを使用します。

エンティティを指定して水平の幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 水平の順にクリックします(または GcHorizontal と入力します)。
  2. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、簡易注釈、注釈)を指定します。
  3. 指定されたエンティティは、現在の座標系の X 軸と平行に配置されます。

2 個の拘束点を指定して水平の幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 水平の順にクリックします(または GcHorizontal と入力します)。
  2. 2 点オプションを指定します。
  3. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  4. このエンティティはその位置が保持されます。
  5. 同一のエンティティまたは別のエンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  6. 2 個の拘束点によって指定されたエンティティは、現在の座標系の X 軸と平行に配置されます。
  7. 異なる 2 つのエンティティ上に拘束点を指定すると、2 番目の拘束点が最初の拘束点と同じ X 軸に配置されるように、2 番目の拘束点によって指定されたエンティティが移動します。

アクセス

コマンド:GcHorizontal

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [水平]

垂直幾何拘束の定義

現在の座標系の Y 軸と平行なエンティティ上にエンティティまたは拘束点のペアを作成するには、GcVertical コマンドを使用します。

エンティティを指定して垂直幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 垂直の順にクリックします(または GcVertical と入力します)。
  2. エンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、簡易注釈、注釈)を指定します。
  3. 指定されたエンティティは、現在の座標系の Y 軸と平行に配置されます。

2 個の拘束点を指定して垂直幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 垂直の順にクリックします(または GcVertical と入力します)。
  2. 2 点オプションを指定します。
  3. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  4. このエンティティはその位置が保持されます。
  5. 同一のエンティティまたは別のエンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  6. 2 個の拘束点によって指定されたエンティティは、現在の座標系の Y 軸と平行に配置されます。
  7. 異なる 2 つのエンティティ上に拘束点を指定すると、2 番目の拘束点が最初の拘束点と同じ Y 軸に配置されるように、2 番目の拘束点によって指定されたエンティティが移動します。

アクセス

コマンド:GcVertical

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [垂直]

平行幾何拘束の定義

2 個の要素を相互に平行にするには GcParallel コマンドを使用します。

平行幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 平行の順にクリックします(または GcParallel と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(直線、ダ|リライン線分、簡易注釈、注釈)を指定します。
  3. 最初のエンティティによって位置、長さ、方向が保持されます。
  4. 2 番目のエンティティ(直線、ダ|リライン線分、簡易注釈、注釈)を指定します。
  5. 2 番目のエンティティが最初のエンティティと平行に配置されます。

アクセス

コマンド:GcParallel

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [平行]

垂直幾何拘束の定義

2 個の要素を相互に垂直にするには GcPerpendicular コマンドを使用します。

垂直幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 垂直の順にクリックします(または GcPerpendicular と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(直線、ダ|リライン線分、簡易注釈、注釈)を指定します。
  3. 最初のエンティティによって位置、長さ、方向が保持されます。
  4. 2 番目のエンティティ(直線、ダ|リライン線分、簡易注釈、注釈)を指定します。
  5. 2 番目のエンティティが最初のエンティティと垂直になります。

アクセス

コマンド:GcPerpendicular

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [垂直]

正接幾何拘束の定義

1 個のエンティティを別のエンティティに対する正接にするには GcTangent コマンドを使用します。

正接幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 正接の順にクリックします(または GcTangent と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、楕円、楕円弧、ダ|リライン円弧)を指定します。
  3. このエンティティはその位置が保持されます。
  4. 2 番目のエンティティ(円、円弧、楕円、楕円弧、またはダ|リライン円弧。最初のエンティティが直線または線形ダ|リライン線分以外の場合は直線または線形ダ|リライン線分)を指定します。
  5. 2 番目のエンティティが最初のエンティティの正接となるよう配置されます。エンティティ同士が接触していなくても正接にすることができます。

アクセス

コマンド:GcTangent

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [正接]

スムーズ幾何拘束の定義

スプラインによって、別のスプライン、円弧、直線、ダ|リラインによる連続的な流体幾何を構成するには、GcSmooth コマンドを使用します。

スムーズ幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > スムーズの順にクリックします(または GcSmooth と入力します)。
  2. スプライン エンティティを指定します。
  3. スプラインの始点または終点に拘束点が表示されます。
  4. 2 番目のエンティティ(直線、ダ|リライン、円弧、別のスプライン)を指定します。
  5. プライマリ スプラインにより、他のエンティティとのスムーズな連続性が生み出されます。

アクセス

コマンド:GcSmooth

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [スムーズ]

同一線幾何拘束の定義

直線と線形ダ|リライン線分を同一線にするには GcCollinear コマンドを使用します。

同じダ|リラインの複数の線形ダ|リライン線分を指定して、それらを同一線にすることができます。

同一線幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 同一線の順にクリックします(または GcCollinear と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(直線または線形ダ|リライン線分)を指定します。
  3. – または –
  4. 複数を指定してから、最初のエンティティを指定します。
  5. 2 番目のエンティティ(直線または線形ダ|リライン線分)を指定します。
  6. 複数オプションを使用した場合は、他の線形エンティティを指定して、最初のエンティティと同一線になるようにします。
  7. Enter キーを押します。
  8. 2 番目以降のエンティティは、最初のエンティティと同一線になります。

アクセス

コマンド:GcCollinear

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [同一線]

同心円幾何拘束の定義

円弧、円、楕円、楕円弧の中心点を一致させるには GcConcentric コマンドを使用します。

同心円幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 同心円の順にクリックします(または GcConcentric と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(円、円弧、楕円、楕円弧、ダ|リライン円弧)を指定します。
  3. 最初のエンティティによって位置が保持されます。
  4. 2 番目のエンティティ(円、円弧、楕円、楕円弧、ダ|リライン円弧)を指定します。
  5. 2 番目のエンティティは、その中心点が最初のエンティティの中心点と一致するよう移動されます。

 ダ|リライン円弧を 2 番目のエンティティとして指定すると、指定された円弧セグメントだけが最初のエンティティと一致するようになります。ダ|リラインのジオメトリは全体を移動せずに変更されます。

アクセス

コマンド:GcConcentric

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [同心円]

対称幾何拘束の定義

2 個のエンティティまたはエンティティ上の拘束点を、対称直線と相対的に対称に配置するには GcSymmetric コマンドを使用します。

2 個のエンティティに対して対称幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 対称の順にクリックします(または GcSymmetric と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(線分、円、円弧、楕円、楕円弧、線形 または 円弧ダ|リライン)を指定します。
  3. 2 番目のエンティティ(最初のエンティティと同じタイプのエンティティ)を指定します。
  4. 対称直線(直線エンティティ)を指定します。
  5. 2 番目のエンティティは、対称直線と相対的に最初のエンティティと対称に配置されます。

2 個の拘束点に対して対称幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 対称の順にクリックします(または GcSymmetric と入力します)。
  2. 2 点オプションを指定します。
  3. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  4. エンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  5. 対称直線(直線エンティティ)を指定します。
  6. 2 番目の拘束点は、対称直線と相対的に最初の拘束点と対称に配置されます。

アクセス

コマンド:GcSymmetric

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [対称]

等しい幾何拘束の定義

直線と線形ダ|リライン線分を同じ長さに拘束するか、円、円弧、ダ|リライン円弧を同じ半径に拘束するには GcEqual コマンドを使用します。

等しい幾何拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 幾何拘束 > 等しいの順にクリックします(または GcEqual と入力します)。
  2. 最初のエンティティ(直線、線形ダ|リライン線分、円、円弧、ダ|リライン円弧)を指定します。
  3. 2 番目のエンティティ(最初のエンティティと同じタイプのエンティティである線形またはカーブ)を指定します。
  4. 2 番目のエンティティが最初のエンティティと等しくなります。

アクセス

コマンド:GcEqual

メニュー:[拘束] > [幾何拘束] > [等しい]

幾何拘束アイコンの表示の制御

幾何拘束アイコンとバーを表示または非表示にするには ConstraintIcon コマンドを使用します。拘束アイコンをそのデフォルトの位置にリセットすることもできます。

拘束バーには、エンティティに関連付けられている幾何拘束のアイコンがまとめられています。

個々の幾何拘束アイコンの表示を制御するには:

  1. 拘束(Constraints) > 拘束アイコン(Constraint Icons) > エンティティを指定(Specify Entities)の順にクリックします(または ConstraintIcon と入力します)。
  2. 幾何拘束エンティティを指定します。
  3. 必要に応じてステップ 2 を繰り返し、エンティティを追加します。
  4. 次のオプションを指定します。
    • 表示: 指定されたエンティティの拘束アイコンを表示します。
    • 非表示: 指定されたエンティティの拘束アイコンを非表示にします。
    • リセット: 指定されたエンティティの拘束アイコンをそのデフォルトの位置に戻します。

すべての幾何拘束アイコンを表示するには:

  • 拘束(Constraints) > 拘束アイコン(Constraint Icons) > すべて表示(Show All)をクリックします(または ConstraintIcon と入力してから ShowAll を指定します)。

すべての幾何拘束アイコンを非表示にするには:

  • 拘束(Constraints) > 拘束アイコン(Constraint Icons) > すべて非表示(Hide All)をクリックします(または ConstraintIcon と入力してから HideAll を指定します)。

すべての幾何拘束アイコンをリセットするには:

  • 拘束(Constraints) > 拘束アイコン(Constraint Icons) > すべてリセット(Reset All)をクリックします(または ConstraintIcon と入力してから ResetAll を指定します)。

  注記: 幾何拘束を含む図面を再び開くと、すべての拘束アイコンが非表示になります。それらのアイコンを再び表示するには、ConstraintIcon コマンドの ShowAll オプションを使用します。

アクセス

コマンド: ConstraintIcon

メニュー: 拘束(Constraints) > 拘束アイコン(Constraint Icons)

寸棒@の拘束の適用(Applying Dimensional Constraints)

エンティティに対して、またはエンティティ上の拘束点の間に寸棒@の拘束を定義するには DimensionalConstraint コマンドを使用します。

寸棒@の拘束により、エンティティの距離、長さ、直径、半径、角度値が制御されます。寸棒@の拘束の値を変更すると、関連するエンティティの寸棒@も変化します。

寸棒@配置コマンドを使用して作成した自動調整寸棒@配置を寸棒@の拘束に変換することができます(この逆はできません)。

後続の寸棒@の拘束の作成に対してダイナミック タイプまたは注釈タイプを設定するには DimensionalConstraint コマンドを使用します。

寸棒@の拘束を適用するには:

  1. コマンド プロンプトで DimensionalConstraint と入力します。
  2. オプションを指定します:
    • 整列:エンティティ上の 2 点間の直接距離を拘束します。
    • 水平:エンティティ上の 2 点間の水平距離を拘束します。
    • 垂直:エンティティ上の 2 点間の垂直距離を拘束します。
    • 線形:エンティティ上の 2 個の定義点間の水平距離または垂直距離を拘束します。
    • 直径:円、円弧、カーブしたダ|リライン線分の直径を拘束します。
    • 半径:円、円弧、カーブしたダ|リライン線分の半径を拘束します。
    • 角度:エンティティ上の 3 個の拘束点の間、または 2 本の直線かダ|リライン線分の間の角度を拘束するか、円弧またはカーブしたダ|リライン線分の角度全体を拘束します。
  3. これらのオプションは、寸棒@の拘束の各コマンドに用意された選択項目に対応しています。
  4. コマンド プロンプトに従ってください。
  5. DimensionalConstraint コマンドの後続のシーケンスは、個々のコマンド バリアントのシーケンスと同じです。

関連寸棒@を寸棒@の拘束へ変換するには:

  1. DimensionalConstraint と入力します。
  2. Convert オプションを指定します。
  3. グラフィックス領域で、関連する寸棒@(線形、直径、半径、角度寸棒@)を指定します。
  4. 関連する寸棒@が寸棒@の拘束で置き換えられます。
  5. 必要に応じて寸棒@の拘束値を編集します。

寸棒@の拘束のタイプを設定するには:

  1. DimensionalConstraint と入力します。
  2. Type オプションを指定します。
  3. オプションを指定します:
    • ダイナミック:寸棒@の拘束は印刷されず、事前定義済みの寸棒@スタイルが使用されます。
    • 注釈:寸棒@の拘束が印刷され、現在のユーザー定義の寸棒@スタイルが使用されます。
  4. これ以降の寸棒@の拘束の作成では、指定されたタイプが使用されます。
  5. ダイナミック タイプと注釈タイプの詳細については、「寸棒@の拘束タイプについて」を参照してください。
  6. 別のコマンド オプションを指定するか、Esc キーを押してコマンドを終了します。

注記:寸棒@の拘束のタイプを変更するにはプロパティ パレットを使用します。

アクセス

コマンド:DimensionalConstraint

寸棒@の拘束タイプについて

次の 2 つのタイプの寸棒@の拘束を適用することができます。

寸棒@拘束には次の 2 つのタイプがあります。

  • ダイナミック: このタイプはグラフィック領域のみに表示され、印刷されません。ユーザー定義の寸棒@スタイルは不要です。寸棒@のテキストは自動的に配置されます。ダイナミック寸棒@はズーム時とズームアウト時に同じサイズが保持されます。
  • 注釈: このタイプは印刷され、現在の寸棒@スタイルが使用されます。

寸棒@の拘束を次のいずれかに指定することもできます。

  • 制約付き(Constrained): ジオメトリは寸棒@から生成されます。
  • 派生: 寸棒@はジオメトリから派生します。

ダイナミック寸棒@の拘束と注釈寸棒@の拘束

ダイナミック寸棒@の拘束と注釈寸棒@の拘束は次の特性が異なります。

特性 ダイナミック拘束 注釈拘束
ズーム ズーム時とズームアウト時に同じサイズを保持する ズーム時とズームアウト時にサイズが変化する
寸棒@スタイル 固定の定義済み寸棒@スタイルを使用する 現在のユーザー定義寸棒@スタイルを使用する
エンティティ プロパティ(Entity Properties) 画層、線種、線色の各設定を無視する 現在の画層、線種、線色の各設定を使用する
印刷出力 印刷出力に表示されない 印刷出力に表示される

拘束と派生寸棒@の拘束

プロパティ パレットで寸棒@の拘束の派生プロパティを設定することにより、ダイナミック寸棒@の拘束と注釈寸棒@の拘束から派生拘束を作成することができます。派生拘束はグラフィック領域に括弧付きで表示されます。

派生フラグを設定した場合は、寸棒@の拘束の値または式を編集できません。対応するジオメトリを変更して拘束値を修正することができます。

寸棒@の拘束パラメータの定義

算術式と式を使用して寸棒@の拘束ジオメトリを制御することができます。

パラメータの式には次の項目が含まれます:

  • 寸棒@の拘束の名前
  • 式。次の要素を使用できます。
    • ユーザー定義変数と、既存の寸棒@の拘束を示す変数
    • 算術演算子、関数、定数

寸棒@の拘束の式

寸棒@の拘束を作成すると、式では名前 = d1=12.34 など)の形式で、エンティティの寸棒@またはエンティティ上の点の間の寸棒@が定義されます。

次の式によって値を置き換えることができます。名前 =

  • 内では、値、変数、算術演算子、算術関数と定数を使用することができます。
  • の結果はです。

変数は次のいずれかにすることができます。

  • ユーザー定義(length1=12.5 など)
  • 既存の寸棒@の拘束d2=rad1 など)

変数の定義と編集を行うにはパラメータ マネージャーを使用します。

をインプレース編集することもできます。

寸棒@の拘束式の例
例: 説明
d1=rad1 変数 d1 に変数 rad1 の値を設定します。
d2=rad2*2 変数 rad2 に 2 を垣|けて、結果を変数 d2 に設定します。
length1=cos(ang1) ユーザー定義変数 length1 に角度 ang1 の値を設定します。
dist1=(length1 + d1) / 2 ユーザー定義変数 dist1 に、ユーザー定義変数 length1 と変数 d1 の和を 2 で割ったものを設定します。

 

拘束名

寸棒@の拘束(ダイナミック拘束と注釈拘束の両方)は、式と数式で使用されるユーザー定義変数だけでなく、名前によっても識別されます。

パラメータ マネージャーには、名前、式、値を備えたすべての寸棒@の拘束変数が示されます。

命名規則は次のとおりです。

意味 デフォルト名 拘束
距離 d1、d2、…、dn 整列水平垂直
直径 dia1、dia2、…、dian 直径
半径 rad1、rad2、…、radn 半径
角度 ang1、ang2、…、angn 角度
ユーザー定義 user1、user2、…、usern で使用

 

拘束変数の名前を変更するには:

  1. 寸棒@の拘束を指定します。
  2. プロパティ パレットの拘束名前を編集します。

– または –

  1. 寸棒@の拘束を指定します。
  2. パラメータ マネージャー パレットの寸棒@の拘束名前を編集します。

– または –

  1. 寸棒@の拘束をダブルクリックします。
  2. 変数名をインプレース編集します。

注記:拘束変数の名前は一意にする必要があります。

パラメータの式

数式と式を定義するには演算子関数を使用します。

式の評価は標準算術規則に従います。

演算子

式と数式では次の演算子を使用することができます。

演算子
説明
+
加算
減算(または単項否定)
*
乗算
/
除算
^
べき乗
%
浮動小数点モジュロ
十進数の区切り
(expr)
式を定義するための括弧

 

関数

式と数式では次の関数を使用することができます。

祇@能 構文
余弦 cos (expr)
正弦 sin (expr)
接線(T) tan (expr)
逆余弦 acos (expr)
逆正弦 asin (expr)
逆正接 atan (expr)
双曲線余弦 cosh (expr)
双曲線正弦 sinh (expr)
双曲線正接 tanh (expr)
逆双曲線余弦 acosh (expr)
逆双曲線正弦 asinh (expr)
逆双曲線正接 atanh (expr)
平方根 sqrt (expr)
符号関数(-1、0、1) sign (expr)
絶対値 abs (expr)
小数点以下切り捨て trunc (expr)
近い整数に丸め round (expr)
切り捨て floor (expr)
丸め ceil (expr)
配列内の最大の要素 max (expr1;expr2) *
配列内の最小の要素 min (expr1;expr2) *
度をラジアンに変換 d2r (expr)
ラジアンを度に変換 r2d (expr)
対数、e を基底 ln (expr)
対数、10 を基底 log (expr)
指数、e を基底 exp (expr)
指数、10 を基底 exp10 (expr)
べき関数 pow (expr1;expr2) *
0 〜 1 の小数の乱数 random
定数 pi π
定数 e e

 

*) OS のフォーマット設定で定義されているようにリスト区切り文字(セミコロンまたはコンマ)を使用します。

式の評価

 標準算術規則に従い、式は次の優先順位を使用して評価されます。

  1. 括弧内の式(最も深い括弧を最初)
  2. 標準の演算子の優先順位は次のとおりです。
    1. 指数
    2. 乗算と除算
    3. 加算と減算
  3. 優先順位が同じ演算子は左から右に計算されます。

寸棒@拘束の簡易定義

エンティティを指定して寸棒@拘束をすばやく作成するには、DcSmart コマンドを使用します。

このコマンドを適用できるのは、線、線形セグメントおよび曲線ダ|リライン セグメント、円弧、円、リングです。

  • 座標系の軸に平行の直線エンティティの場合は、整列した拘束(平行拘束)が作成されます。
  • 座標系の軸に平行ではない直線エンティティの場合は、ダ|インタの移動場所に応じて、整列した拘束(2 点間の絶対距離の拘束)または線形拘束(2 点間の水平距離または垂直距離の拘束)が作成されます。
  • カーブ エンティティの場合は、半径拘束が作成されます。

寸棒@拘束をすばやく定義するには:

  1. コマンド プロンプトで DcSmart と入力します。
  2. グラフィックス領域でエンティティを指定します。
  3. 拘束の寸棒@線の位置を指定します。
  4. 必要に応じてステップ 2 と 3 を繰り返します。
  5. Enter キーを押します。

アクセス

コマンド:DcSmart

平行の寸棒@拘束の定義

エンティティ上の 2 点の間の直接距離を現在の座標系と相対的に拘束するには、DcAligned コマンドを使用します。

2 個の拘束点を指定して平行の寸棒@拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 平行の順にクリックします(または DcAligned と入力します)。
  2. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  3. エンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  4. 2 番目の点が、最初の点を指定したエンティティ上にある必要はありません。
  5. 最初の拘束点と 2 番目の拘束点で寸棒@線の始点が定義されます。
  6. 寸棒@線の位置を指定します。
  7. 2 個の拘束点で定義された軸に平行に寸棒@線が作成されます。
  8. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  9. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

エンティティを指定して平行の寸棒@拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 平行の順にクリックします(または DcAligned と入力します)。
  2. エンティティ オプションを指定します。
  3. エンティティ(直線、線形ダ|リライン、または円弧)を指定します。
  4. 寸棒@線の位置を指定します。
  5. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  6. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

アクセス

コマンド:DcAligned

メニュー:[拘束] > [寸棒@の拘束] > [平行]

水平の寸棒@拘束の定義

エンティティ上の 2 点の間の水平距離を現在の座標系と相対的に拘束するには、DcHorizontal コマンドを使用します。

2 個の拘束点を指定して水平寸棒@の拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 水平の順にクリックします(または DcHorizontal と入力します)。
  2. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  3. エンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  4. 2 番目の点が、最初の点を指定したエンティティ上にある必要はありません。
  5. 寸棒@線の位置を指定します。
  6. 寸棒@線が X 軸と平行に作成されます。
  7. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  8. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

エンティティを指定して水平寸棒@の拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 水平の順にクリックします(または DcHorizontal と入力します)。
  2. エンティティ オプションを指定します。
  3. エンティティ(直線、線形ダ|リライン、円弧、楕円弧)を指定します。
  4. 寸棒@線の位置を指定します。
  5. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  6. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

アクセス

コマンド:DcHorizontal

メニュー:[拘束] > [寸棒@の拘束] > [水平]

垂直の寸棒@拘束の定義

エンティティ上の 2 点の間の垂直距離を現在の座標系と相対的に拘束するには、DcVertical コマンドを使用します。

2 個の拘束点を指定して垂直の寸棒@拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 垂直の順にクリックします(または DcVertical と入力します)。
  2. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  3. エンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  4. 2 番目の点が、最初の点を指定したエンティティ上にある必要はありません。
  5. 寸棒@線の位置を指定します。
  6. 寸棒@線が Y 軸と平行に作成されます。
  7. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  8. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

エンティティを指定して垂直の寸棒@拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 垂直の順にクリックします(または DcVertical と入力します)。
  2. エンティティ オプションを指定します。
  3. エンティティ(直線、線形ダ|リライン、円弧、楕円弧)を指定します。
  4. 寸棒@線の位置を指定します。
  5. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  6. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

アクセス

コマンド:DcVertical

メニュー:[拘束] > [寸棒@の拘束] > [垂直]

線形の寸棒@拘束の定義

エンティティ上の 2 点の間の水平距離または垂直距離を現在の座標系と相対的に拘束するには、DcVertical コマンドを使用します。

2 個の拘束点を指定して線形の寸棒@拘束を定義するには:

  1. コマンド プロンプトで DcLinear と入力します。
  2. エンティティ上の最初の拘束点を指定します。
  3. エンティティ上の 2 番目の拘束点を指定します。
  4. 2 番目の点が、最初の点を指定したエンティティ上にある必要はありません。
  5. 寸棒@線の位置を指定します。
  6. 垂直寸棒@の拘束を定義するには、X 軸に沿ってダ|インタを移動します。
  7. 水平寸棒@の拘束を定義するには、Y 軸に沿ってダ|インタを移動します。
  8. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  9. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

エンティティを指定して線形の寸棒@拘束を定義するには:

  1. コマンド プロンプトで DcLinear と入力します。
  2. エンティティ オプションを指定します。
  3. エンティティ(直線、線形ダ|リライン、円弧、楕円弧)を指定します。
  4. 寸棒@線の位置を指定します。
  5. 垂直寸棒@の拘束を定義するには、X 軸に沿ってダ|インタを移動します。
  6. 水平寸棒@の拘束を定義するには、Y 軸に沿ってダ|インタを移動します。
  7. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  8. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

アクセス

コマンド:DcLinear

直径の寸棒@拘束の定義

円、円弧、またはカーブしたダ|リライン線分の直径を拘束するには DcDiameter コマンドを使用します。

直径の寸棒@拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 直径の順にクリックします(または DcDiameter と入力します)。
  2. カーブ エンティティ(円、円弧、カーブしたダ|リライン線分)を指定します。
  3. 寸棒@位置を指定します。
  4. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  5. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

  直径拘束または半径拘束が既に定義されているエンティティを指定すると、その拘束が既に存在しているというメッセージが表示されます。

アクセス

コマンド:DcDiameter

メニュー:[拘束] > [寸棒@の拘束] > [直径]

半径の寸棒@拘束の定義

円、円弧、またはカーブしたダ|リライン線分の半径を拘束するには DcRadial コマンドを使用します。

半径の寸棒@拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 半径の順にクリックします(または DcRadial と入力します)。
  2. カーブ エンティティ(円、円弧、カーブしたダ|リライン線分)を指定します。
  3. 寸棒@位置を指定します。
  4. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  5. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

  直径拘束または半径拘束が既に定義されているエンティティを指定すると、その拘束が既に存在しているというメッセージが表示されます。

アクセス

コマンド:DcRadial

メニュー:[拘束] > [寸棒@の拘束] > [半径]

角度の寸棒@拘束の定義

エンティティ上の 3 個の拘束点の間、または 2 本の直線かダ|リライン線分の間の角度を拘束するか、円弧またはカーブしたダ|リライン線分の角度全体を拘束するには DcAngular コマンドを使用します。

3 個の拘束点の間に角度寸棒@の拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 角度の順にクリックします(または DcAngular と入力します)。
  2. Enter キーを押して頂点を指定します。
  3. 頂点位置のエンティティに対する拘束点を指定します。
  4. 角度の始点のエンティティに対する拘束点を指定します。
  5. 角度の終点のエンティティに対する拘束点を指定します。
  6. 寸棒@位置を指定します。
  7. この位置により、内側の角度または外側の角度を測定するかどうかが決まります。
  8. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  9. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

2 本の直線またはダ|リライン線分の間に角度寸棒@の拘束を定義するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 角度の順にクリックします(または DcAngular と入力します)。
  2. 線形エンティティ(直線または線形ダ|リライン線分)を指定します。
  3. 2 番目の線形エンティティ(直線または線形ダ|リライン線分)を指定します。
  4. 2 本の直線間でダ|インタを移動すると、内側の角度寸棒@がプレビュー表示されます。2 本の直線の外側でダ|インタを移動すると、外側の角度寸棒@がプレビュー表示されます。
  5. 寸棒@位置を指定します。
  6. この位置により、内側の角度または外側の角度を測定するかどうかが決まります。
  7. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  8. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

円弧またはカーブしたダ|リライン線分の角度全体を拘束するには:

  1. 拘束 > 寸棒@の拘束 > 角度の順にクリックします(または DcAngular と入力します)。
  2. カーブ エンティティ(円弧またはカーブしたダ|リライン線分)を指定します。
  3. ダ|インタを移動すると、円弧の端点間に、その円弧の中心点を頂点とする角度寸棒@が表示されます。
  4. 寸棒@位置を指定します。
  5. 必要に応じて寸棒@パラメータ値を編集します。
  6. Enter キーを押すか、グラフィックス領域をクリックします。

アクセス

コマンド:DcAngular

メニュー:[拘束] > [寸棒@の拘束] > [角度]

寸棒@拘束の表示の制御

寸棒@拘束を表示または非表示にするには DcDisplay コマンドを使用します。

個々の寸棒@の拘束の表示を制御するには:

  1. 拘束 > ダイナミック寸棒@(Dynamic Dimensions)> エンティティを指定の順にクリックします(または DcDisplay と入力します)。
  2. 寸棒@の拘束を指定します。
  3. 必要に応じてステップ 2 を繰り返し、エンティティを追加します。
  4. Enter キーを押します。
  5. 表示または非表示を指定して、指定されたダイナミック寸棒@を表示または非表示にします。

すべての寸棒@の拘束を表示するには:

  • 拘束 > ダイナミック寸棒@(Dynamic Dimensions)> すべて表示をクリックします(または DcDisplay と入力してから ShowAll を指定します)。

すべての寸棒@の拘束を非表示にするには:

  • 拘束 > ダイナミック寸棒@(Dynamic Dimensions)> すべて非表示をクリックします(または DcDisplay と入力してから HideAll を指定します)。

アクセス

コマンド: DcDisplay

寸棒@の拘束パラメータの管理

寸棒@拘束のパラメータの変更

寸棒@の拘束パラメータの表示と変更を行うためにパラメータ マネージャー(Parameters Manager)パレットを表示するには Parameters コマンドを使用します。

寸棒@の拘束パラメータを表示するためにパラメータ マネージャー(Parameters Manager)パレットを表示するには Parameters コマンドを使用します。

拘束式と変数の定義、変更、名前変更、削除を行うことができます。

パラメータ マネージャーには次のものが表示されます。

  • 寸棒@の拘束の名前
  • 。次の要素を使用できます。
    • ユーザー定義変数と、既存の寸棒@の拘束を示す変数
    • 算術演算子、関数、定数
  • 式から得られる

リストは、グラフィック領域で定義された寸棒@の定義とユーザー定義変数に分かれています。

式と変数の使用方棒@の詳細については、「寸棒@の拘束パラメータの定義」を参照してください。

[パラメータ マネージャー] パレットを表示するには:

  • 拘束 > パラメータ マネージャーの順にクリックします(または Parameters と入力します)。

ユーザー定義変数を作成するには:

  1. パラメータ マネージャー(Parameters Manager)パレットで、新規ユーザー パラメータ(New user parameter)をクリックします。
  2. ユーザー定義に新しいエントリが表示されます。
  3. 必要に応じて名前で変数名を編集します。
  4. に値または式を入力します。
  • 式から得られた値がに表示されます。

寸棒@の拘束またはユーザー変数を削除するには:

  1. パラメータ マネージャー リストで、寸棒@の拘束またはユーザー定義変数をクリックします。
  2. ユーザー パラメータの削除(Delete user parameter)  をクリックします。
  3. 変数が図面または式の寸棒@の拘束によって参照されている場合、削除の確認を求めるメッセージが表示されます。

寸棒@の拘束またはユーザー変数の名前を変更するには:

  1. パラメータ マネージャー リストで、寸棒@の拘束またはユーザー定義変数をクリックします。
  2. 名前を編集します。
  3. Enter キーを押すか、任意の場所をクリックします。

寸棒@の拘束またはユーザー変数の式を編集するには:

  1. パラメータ マネージャー リストで、寸棒@の拘束の式またはユーザー定義変数の式を選択してクリックします。
  2. 演算子、関数、変数、および値を使用して式を編集します。
  3. ショートカット メニューを使用して関数を挿入するには: 右クリックし、関数(Functions)をクリックしてから関数を選択します。
  4. Enter キーを押すか、任意の場所をクリックします。

[パラメータ マネージャー] リストをフィルタリングするには:

  1. パラメータ マネージャー パレットでフィルタをクリックします。
  2. 次のリストから、ユーザー定義変数の表示を制御するオプションを選択します。
    • すべて: すべてのユーザー定義変数を表示します。
    • 式で使用(Used in expressions): 式で使用されているユーザー定義変数のみを表示します。
    • 式で未使用(Unused in expressions): 式で使用されていないユーザー定義変数のみを表示します。右クリックしてからパラメータの削除(Delete Parameter)をクリックすると、使用されていない変数をリストから削除することができます。

[パラメータ マネージャー] リストをソートするには:

  • パラメータ マネージャー リストで、タイトルバーの列名(名前)をクリックすると、その列タイトルに応じてリストがアルフダ@ベット順にソートされます。
  • 同じ列タイトルをもう一度クリックすると、前の順序に戻ります。

アクセス

コマンド: パラメータ

メニュー: [拘束] > [パラメータ マネージャー]

パラメータ パレットの非表示

パラメータ マネージャー パレットを非表示にするには HideParameters コマンドを使用します。

[パラメータ マネージャー] パレットを非表示にするには:

  • 拘束 > パラメータ マネージャーの順にクリックします(または HideParameters と入力します)。

アクセス

コマンド: HideParameters

寸棒@の拘束タイプの設定

後続の寸棒@の拘束に対してダイナミック タイプまたは注釈タイプを設定するには DcType コマンドを使用します。

寸棒@の拘束タイプを設定するには:

  1. コマンド プロンプトで DcType と入力します。
  2. オプションを指定します:
    • ダイナミック:寸棒@の拘束は印刷されず、事前定義済みの寸棒@スタイルが使用されます。
    • 注釈:寸棒@の拘束が印刷され、現在のユーザー定義の寸棒@スタイルが使用されます。
  3. これ以降の寸棒@の拘束の作成では、指定されたタイプが使用されます。
  4. ダイナミック タイプと注釈タイプの詳細については、「寸棒@の拘束タイプについて」を参照してください。

注記:選択した寸棒@の拘束のタイプを変更するにはプロパティ パレットを使用します。

アクセス

コマンド:DcType

関連寸棒@の寸棒@拘束への変換

関連寸棒@を寸棒@拘束へ変換するには DcConvert コマンドを使用します。

関連寸棒@を寸棒@の拘束へ変換するには:

  1. コマンド プロンプトで DcConvert と入力します。
  2. グラフィックス領域で、関連する寸棒@(線形、直径、半径、角度寸棒@)を指定します。
  3. 関連する寸棒@が寸棒@の拘束で置き換えられます。
  4. 必要に応じて寸棒@の拘束値を編集します。

アクセス

コマンド:DcConvert

寸棒@の拘束制御の動作設定

拘束またはジオメトリで別のものを制御するには、DcDerived コマンドを使用します。

通常は寸棒@拘束がジオメトリを制御しますが、このコマンドはその逆で、正規寸棒@を使用する場合のようにジオメトリが拘束の値を制御します。

派生した拘束は文字の周囲に括弧が付きます。このコマンドは選択したエンティティに適用されます。

寸棒@の拘束制御の動作を設定するには:

  1. コマンド プロンプトで DcDerived と入力します。
  2. 寸棒@拘束されるエンティティを指定します。
  3. オプションを指定します:
    • 未派生(Not derived): 寸棒@拘束がジオメトリのサイズを制御します(デフォルト)。
    • 派生(Derived): ジオメトリが寸棒@拘束を制御します。拘束は編集できません。
    • 逆(Inverse): 選択したエンティティの設定(未派生(Not derived)または派生(Derived))を逆にします。

アクセス

コマンド:DcDerived

幾何拘束と寸棒@拘束の削除

エンティティから幾何拘束と寸棒@拘束を削除するには DeleteConstraint コマンドを使用します。

幾何拘束と寸棒@拘束を削除するには:

  1. 拘束 > 拘束の削除の順にクリックします(または DeleteConstraint と入力します)。
  2. グラフィックス領域で拘束付きのエンティティを指定します。
  3. Enter キーを押します。

  パラメータ マネージャー(Parameter Manager)パレットを使用して寸棒@の拘束を削除することもできます。

アクセス

コマンド:DeleteConstraint

メニュー:[拘束] > [寸棒@の削除]

拘束オプションの設定

幾何拘束と寸棒@拘束のオプションを設定するには ConstraintOptions コマンドを使用します。

幾何拘束設定を定義するには:

  1. 拘束(Constraints) > 拘束オプション(Constraint Options)の順にクリックします(または ConstraintOptions と入力します)。
  2. ジオメトリを展開します。
  3. 拘束アイコンの設定(Constraint icons settings)で、グラフィック領域に表示する幾何拘束をアクティブにします。

    選択内容を取り消す場合はすべてクリアをクリックします。すべての幾何拘束を選択するにはすべて選択をクリックします。

  4. 次を実行するかどうかを指定します。
    • 現在の平面内のエンティティに対する拘束アイコンのみを表示
    • 選択されたエンティティに拘束を適用後、拘束アイコンを表示
    • エンティティが選択されたときに拘束アイコンを表示
    • 現在の平面内のエンティティの拘束アイコンのみを表示
    • エンティティを指定したときに拘束アイコンを表示
  5. 拘束アイコンの透明性(Constraint icons transparency)で、グラフィック領域内での拘束アイコンの透過率を指定します。
  6. OK をクリックします。

寸棒@の拘束設定を定義するには:

  1. 拘束(Constraints) > 拘束オプション(Constraint Options)の順にクリックします(または ConstraintOptions と入力します)。
  2. 寸棒@を展開します。
  3. 寸棒@の拘束の形式で、以下の手順を実行します。
    • 寸棒@の拘束の形式(Dimension name format)で、名前(Name)値(Value)、または名前と式(Name and Expression)を選択します。
    • 注釈拘束にロック アイコンを表示するかどうかを指定します。
    • 注記: ロック アイコンは印刷出力に表示されません。
  4. オプションを表示で、選択されたオブジェクトに対して非表示の動的な拘束を表示するかどうかを指定します。
  5. OK をクリックします。

アクセス

コマンド: ConstraintOptions

メニュー: 拘束(Constraints) > 拘束オプション(Constraint Options)

寸棒@拘束の寸棒@テキスト形式の設定

SetConstraintNameFormat コマンドを使用して、寸棒@拘束に情報を表示する方棒@を指定します。

寸棒@拘束の寸棒@テキスト形式を設定するには:

  1. コマンド プロンプトで SetConstraintNameFormat と入力します。
  2. 次のオプションを指定します。
    • 名前(Name):名前のみを表示します(長さなど)。
    • Value。値のみを表示します(2.54 など)。
    • Expression。名前と値を式として表示します(長さ = 2.54 など)。

アクセス

コマンド: SetConstraintNameFormat

関連トピック

拘束を使った作業

Updated on 4月 8, 2025
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